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progress ~東リべ卍~R18~

第19章 redress




「お前っ…マジで何がしてぇんだよ…」


「私は圭介を守りたい」


「はぁ?」


「明後日、私が圭介を絶対守るからね」


「っ…わけわかんねぇこと言うなっ」


場地はランを抱き締めたい衝動をグッと堪えながら押し剥がした。

離れたランが切なげに見上げてくる。
その表情に、とんでもなく鼓動が煩くなる。


「っくそ…そんな顔で見るな…
何度言わせんだよ馬鹿野郎…」

(俺がどれほどこらえてると思ってんだ)

ギュッと目をつぶって歯を食いしばる。



「ぜっったいに死なせないから!」


そう言ってランは離れ、決意の籠った瞳で場地を見上げた。


「約束、したもんね!」


「……お前こそ死ぬなよ。他人の心配より自分の心配しろ。いくらお前が強くたってな、バルハラの奴らは女にも容赦ねぇぞ」


「…わかってる。」


視線を落とすと、場地の手首のミサンガが見えた。

(まだちゃんとしてくれてる…)


2人同時にバイクの方へと歩き出す。


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