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progress ~東リべ卍~R18~

第19章 redress




"私ね、圭介には生きててほしいよ。というか、皆に生きてて欲しいの。だから…何があっても、死なないで?"


"ばーか。俺はお前残して死なねーよ!
俺はランのこと……いや、なんでもねぇ。"


"じゃあ圭介、約束しよ!何があっても私残して死なないって。ゆびきりね!"


"ふっ。おーけー。ゆびきりな!お前も夢叶えるまで、俺残して、ぜってー死ぬなよ!まぁ俺が死ぬ気で守るけどな!"




「もう1回、ゆびきりして。圭介」


「あ?なんだそりゃ。
俺はお前の敵なんだぞ」


「違う。圭介は私の仲間だよ。ずっと。
圭介の代わりなんて、誰もいないの」


その言葉に、場地の鼓動が跳ねた。


場地はわざと呆れたようにため息を吐き、
差し出された小指に小指を絡めた。


なにやってんだか俺…
と半ば自分に呆れながらも。



ランは場地を見ていると、いてもたってもいられなくなり、小指が離れるのと同時に場地に思い切り抱きついた。


「っ…?!…はぁ?!なにしてんだバカ!離れろ!」


「やだ…」


この温もりが最後になりませんようにと
精一杯祈りを込めて場地を抱き締める。


「お前ぇ……三ツ谷に殺されんぞ。」


「・・・」


何も言わずに離れないランに、場地は狼狽する。
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