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progress ~東リべ卍~R18~

第19章 redress



「さささすがに上司の彼女に手ぇ出しませんよ!!」


壱番隊隊長の三ツ谷は、今では壱番隊隊員タケミチの直属の上司だ。


「それに!三ツ谷くんと付き合ってることは知ってますよ!」


「えっ、うそ…なんで知ってるの?」


「確かドラケンくんが言ってましたし、それに二人がいい感じなのは初めから分かってましたよ。き、キスだってしてたし」


ランはハッとなって手で口を塞いだ。

そういえばそうだった。
あのとき、目の前にタケミチいたんだった…


「あれ…話がどんどん脱線してる!
ランさんとにかく!したい話はこんな事じゃないんですよ!」


「っあ!あぁそうだったね。
なんだったっけ?」


「いや…まだ何も言ってません…」


「あは!そうだったっけ。
で、深刻な顔してどうしたの?
もしかしてヒナちゃんとなんかあった?」


その言葉に首を振る。

今度こそ話が脱線しないように、
意を決して急いで口を開いた。



「実は俺!!
未来から来たんです!!!」



「・・・」


「・・・」



暗い夜の公園に静寂が訪れた。


ランはポカンとした表情をしている。


まぁ当然の反応だろうとタケミチは思ったが、
次にどう出ていいか、分からなくなってしまった。
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