第5章 refine
「とにかく2人ともありがとな。さっそく着替えて記念写真撮ろーぜ!なぁ、マイキー!」
ドラケンの言葉を無視している万次郎は、さっきからパフェに夢中だった。
「テメェ!なに俺のチョコパ全部食ってんだよ!」
「あ、気付いたら。」
「一口だけって言ったじゃねーか!!」
一悶着あったものの、ひとまず皆着替えて、渋谷の交差点ど真ん中に旗を降ろして写真を撮ってもらった。
半ば半ボコにされて連れてこられカメラマンにされた男は、目の前のヤバすぎる中学生に終始ビビっていた。
この日から、佐野万次郎率いる東京卍會はみるみる名を馳せていくこととなる。