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progress ~東リべ卍~R18~

第18章 rapport



殴ろうとした男たちのその拳を、
三ツ谷は瞬時に避けて腹に膝蹴りを食らわせていた。


そのまま「グァハッ!!」と蹲った
男の髪をガッと引っ張り、三ツ谷が目と鼻の先で睨む。


「誓えっつってんだよ。
マジで殺されてぇの?」


カッと見開いた三ツ谷の冷徹に光る眼光と
その力の強さに息を飲んだ男たちは、


「ちっ、誓う誓う!誓うから!」


そう言って蹲っている男を立ち上がらせて
今度こそ足早に去っていってしまった。


「わぁ〜…お兄ちゃんカッコイイね」

ニッコリ笑ってランが言うと、
ルナもマナも、


「普通だよ」
「うん、普通」


とモグモグ声でそう返すので呆気に取られてしまった。



「なぁ?三ツ谷?」


「あ?」


「さっきから小さい子小さい子言ってたけど、
それってもしや俺らのこと揶揄してた?」

「してたよね隆おにーちゃん?」


ナホヤのニコニコ顔と
ソウヤのブチ切れ顔に、
三ツ谷は一気に殺気を消してブハッ!と吹き出した。


「してねぇしてねぇ、はははははは」

「いいや、してたよね」
「してたぞ三ツ谷ぁ!」


「まぁまぁいいじゃん2人とも。
(小さいことには変わりないんだしさ。)
とりあえずゲーセン行こ?」


「は、なんで」

「いーからいーから」


ランのニコニコ顔は、
誰もが文句1つ言えなくなってしまう不思議な圧力がある。

ということでよく分からないままナホヤもソウヤもゲーセンについて行った。
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