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progress ~東リべ卍~R18~

第17章 resolute



「それじゃあ私は帰るよ。
早く万次郎に知らせないと…」


「あ…10月31日…」

タケミチはその時、"血のハロウィン"と言っていた未来のランの言葉を思い出した。


稀咲について聞いた時だ。



"思えば…あそこでそれに従った私が全部悪かったのかもしれないね。それで私が…東北の高校に行っちゃったから…圭介死んで…私も抜け殻みたいになってて…祖父に強制的に連れ戻されて…。そもそもなにがなんだか…今でも記憶が曖昧なくらい…"






千冬が深深とランに頭を下げるので、タケミチもつられて頭を下げた。

2人きりになってから、千冬が口を開いた。


「場地さん、かっけぇだろ?」


「…え?」


「俺は東京卍會 壱番隊副隊長 松野千冬だ。」


「…俺は…花垣武道…」

(そっか。この人は場地くんの一番の腹心って言われてたもんな。副隊長だったのか。)
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