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progress ~東リべ卍~R18~

第17章 resolute



「いい加減にしてくれ、ラン」


「あん?…半殺しにしてまで連れてくよ」


「・・・」


「…っく……けいす…放し」


グッと、より強くランを押さえつけながら
場地が千冬をギロリと鋭い眼光で見下ろした。


その場地の意を察してか、
千冬は息を切らしながらなんとか起き上がる。


「ランさん…行きますよ」


場地がランの腕を離したのと同時に、今度は千冬がその腕を掴んだ。


「はぁ?千冬?ちょっとっ」


「場地さんの気持ち、察してください…」


「??っえ、け、圭介ーーっ!!」


千冬に引きづられるようにグイグイ引っ張られていく中、手を伸ばした先に、哀しげにこちらを横目で見ている場地がいる。

慌ててタケミチも後を追ってくる。


後ろから半間の声が聞こえた。


「てめぇら!マイキーに伝えろ!!
1週間後の10月31日!
廃車場にて バルハラVS東マン 決戦だ!!」




3人は外に出たあと、ランは何とか離れた場所にある公園まで千冬を連れ、水道で顔を洗わせ、いつも持ち歩いている消毒液とガーゼでひとまず簡単な治療をした。
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