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progress ~東リべ卍~R18~

第16章 rational



2人きりになってから三ツ谷はランの隣に座り、ランの顔を真顔でのぞき込む。


「・・・」

「・・・」

「あの…なんでそんなに見てくるの?」

「いーじゃん。やっと2人きりなんだし。」

「・・・」


暫しの沈黙の後、ランが気がついたように口を開いた。


「そうだ、隆っ!ルナちゃんマナちゃん待ってるよね!もう帰んないとっ!こんな遅くまで付き合わせてごめん!」


「ん?ああ…まぁ寝かしつけてきたから多分あいつら爆睡中だと思うけど」


「でも帰んないと!」


「じゃー早くそれ食っちゃってくれよ」


「んぁー食べきれない…」


「はぁ?おい残すの禁止だぞ。」


「だってこんな夜中に…太るし…」


「だったらなんでそれ頼んだんだよ、ばか?
とにかく残さず食え。もったいねーだろーが。
ルナたちにもいつも言って聞かせてるんだ。
あいつらはちゃーんと守ってるぞ。」


「うぅ……じゃあ隆も手伝って。」


「はぁ…全くお前は幼児以下か。」


ぶつくさ言いながらも、ランの差し出すフォークにぱくついてくれる三ツ谷に、ランは徐々に笑顔になっていった。


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