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progress ~東リべ卍~R18~

第16章 rational





「俺、幼なじみがいてさ…
しょっちゅう喧嘩ふっかけてきてさ、
その度にボコボコにしてやった。」


ハハッと笑う万次郎を見ながらタケミチは苦笑いする。


「マイキーくんに喧嘩売るなんて、飛んだおバカさん」



「うん。それがさっきお前のこと殴ったやつ。」


「…えっと…2人に殴られたんすけど…
どっちっすか?」


「…壱番隊隊長、場地圭介。」


ハッと息を飲むと、万次郎はうっすら笑った。


「何考えてるかわかんねーだろ?あいつ。」


「はい…なんで殴られたのかもわかんないっす…」


「ハハッ、昔っからそーなんだよ。
眠いってだけですれ違った奴殴るし、腹減ったら車にガソリン撒いて火付けちゃうし」


「へ…へぇ…」

(わかんねぇレベルを遥かに超えてます…)


「とにかくあんな奴でさ…
東マンの創設メンバーなんだ。」


「創設メンバー…?!」


「東マンはさ…中1の時、俺と、ドラケン、三ツ谷、パーちん、場地、それとラン…」


「その6人で?」


「……ああ…。
こいつらが集まって旗揚げしたチームなんだ。」



どこか遠いところを見る目をして万次郎は俯いた。
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