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progress ~東リべ卍~R18~

第4章 receive



「で?皆に話ってなんだよ、マイキー。」


境内に座り、万次郎は真剣な空気を纏い始めた。


「黒龍って暴走族、知ってる?」


「あぁ。めちゃくちゃヒデー奴らって噂は聞くよ?
確か、3個上だっけ?」


「うん。…なんで相談しねーんだよ、一虎。」


「!」


一虎はピクっと反応して目を逸らした。


「場地に聞いたよ。黒龍と1人でやり合ったんだろ?」


「え!一虎が黒龍と?!うそ?!」


「確かに一虎の地元って黒龍の縄張りか…」


「…じゃあその顔の傷はその時の?」


ランが顔を歪めて一虎の顔を見つめる。

一虎は気まずそうに頷いた。



「なるほどね…黒龍とやり合う気か?マイキー。」


「そっ。黒龍はデケェ族だ。やるからには大義名分が欲しい」


「?」


「俺に案がある!俺らで暴走族を創るんだ!」


そう切り出したのは場地だった。


「うん。俺もそれ考えてたんだ。」


万次郎の言葉で更に皆は目を見開く。


「え?」
「チーム?」
「俺らで?」


「あぁ!」


「へぇー!面白そうじゃん!」


「それぞれの役割も決めてある!」


ノリノリの場地は皆をぐるりと見回した。
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