第4章 receive
「おーい!2人ともまーたイチャついてんのかぁ?」
ドラケンの声にびくりとなる。
「おっ?なんだ?そのリボンちゃんは!
まさか三ツ谷からのプレゼントー?」
ランの髪を見て一虎が目を丸くした。
「そーだよ。なんか文句あっかぁ?」
「おーあるある!プレゼントは食いもんにしろよ!気が利かねぇな!」
「テメェへのプレゼントじゃねーんだよ!」
パーちんと三ツ谷のやりとりに笑いながらランはスカーフに指さして言った。
「三ツ谷くんの手作りなんだって。ホントすごいよね!ふふっ、どうかな?」
「うんうん似合ってるぜ!なぁ?マイキー」
場地が意外にも真剣にそう言う。
「んー?あー…気付かなかった。」
そう言って欠伸をする万次郎をランは睨む。
おそらくからかっているのではなく、本当に気付かなかったのだろう。
万次郎はマイペース男すぎてこういう所がある。
「それよりもう出発しよーぜー
目的地は武蔵神社!」
ドラケンの一声で、また皆バイクに跨った。