• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第15章 relent*




未来では、東マンの抗争自体が起きてはおらず、橘日向は生きていた。


ヒナに会える!

でも、12年前の男の顔なんて覚えてるわけない。

そう直人には告げて、日向に会うことを拒んだ。


何やってんだ俺…

あんなに頑張ったのにまた逃げて。

なんにも変わってねーじゃん。

26歳フリーターのままじゃん。


「…現代を変えたのに、なんで俺だけなんも変わってねぇんだよ…」



タイムリープしてわかった。

結局俺は、根がダメなんだ。


帰ろう。元の生活に戻ろう。


そう思って日向の家から遠ざかり
エレベーターに乗ろうとした瞬間、


あれ?

幻覚?


…違う……!!




「……タケミチくん?」



その瞬間、
日向と過ごした12年前の想い出の数々が蘇ってきてみるみる涙が零れた。




目の前に今、君がいる。



あの頃と変わらない目をした
君がいる。





「タケミチくんは、いつも急に来るね」







あの時あげた
クローバーのネックレスをしている


君がいた。


/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp