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progress ~東リべ卍~R18~

第14章 revive



万次郎は本当に屋上で寝ていた。


「スッキリしねぇ…」


第一声はそれだった。


もしや…やっぱりランさんのことで…



「頭のもやもやが消えねぇ。
何のために半間は東マンの内部抗争を企てた?
なんでキヨマサ一派を使ってケンチンを殺そうとした?」


「・・・」

あれ?そっち?



「1番の謎はさ…内部抗争のこともケンチンが狙われてることも、ランが危ねぇってことも、いち早く気づいてたお前だよ」



マイキーの見透かすような視線が突き刺さる。


まさか……
マイキーくん……!!

全部気付いて…




「タケミっち、お前は一体何者だ?」



心臓の音がうるさい。



「俺は…俺…は……」



言ってしまったら…
どうなる?


マイキーくんに……



「クスッ…」

「え?」


「なんだそのダセェ格好!」


万次郎が、何事もなかったかのように笑いだした。


「これはっ、そのーっ」


「はは!まぁいーや。
お前のおかげでケンチンたち助かったわけだし」


差し伸べられた手を握る。



「ありがとな…
タケミっち。」




ドラケンくんもランさんも助かった。

これでミッションは成功だ。


マイキーくんもアッくんも
正直みんなとまだ一緒にいてぇ。


でももう帰らなきゃ…


みんな、さよならだ。

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