第14章 revive
「タケミチ…私からもお礼を言う。
ありがとう」
「わっ?!ランさん!
起きてたんすか?!」
いつの間にかランが笑ってこちらを見ていた。
「まぁそんだけ騒いでれば起きるよね」
「す、すいません…
それより…俺を庇ったせいでその…怪我を…」
「ハハッ、これは別にタケミチを庇ったわけじゃなくて、勝手に体が動いてただけだからさ。ナイフが光ってたのが見えたら衝動的にね。」
「・・・」
タケミチは心底困惑する。
普通、ナイフが見えたら向かっては来ないよな
しかもあんな凄いスピードで…
なんかやっぱ…
ランさんといいマイキーくんといいドラケンくんといい、東マンていろんな意味で普通じゃねぇな…
だけど…
心の底からかっけぇと思うし、
未来であんな極悪集団になるなんて
ぜってーなんかの間違いだと思うし…
信じらんないし…
「とにかくタケミチが最後まで戦い抜いて諦めないでいてくれたおかげで東マンはこうして健在なんだしさ。自信持って。」
「おいラン、あんまこいつを調子に乗らせるな〜」
「ひ、ひどいっすドラケンくん!もう〜」
今回のこれで、
未来の東マンはきっと、変わってるはずだよな。
そう信じよう。