第14章 revive
「おいタケミっち。変な気ぃ起こすなよ」
「っな?!起こしませんよ!マイキーくんの女って言われてる人になんて!」
「いやもうマイキーの嫁じゃねーよ。」
「…へ?」
「ランは三ツ谷の嫁だ。」
タケミチは目を見開いた。
ええええー?!
いつの間にそんなことに?!
「まーでも、マイキーの女ってことには変わりねぇのかな?三ツ谷の嫁だけど、マイキーの女…ってことか…」
「???はい?なんかおかしくないっすか?」
タケミチはつくづく言ってる意味がわからなくて目が点になる。
「ま、ともかくさ、ランはある意味昔から、女を捨てたようなもんなんだよ。だからその部分をマイキーが自分だけのもんにしたつもりでいるんだ。」
「…えっと…だからマイキーくんは
俺の女って豪語してると…?」
「さぁ?でもやっぱ好きなんだろうな。"女"として。」
やっぱり…
そうだったんだ。
でもランさんは三ツ谷くんが?
あの時キス…されてたし…
それでもしかしてコロッと?!
「じゃ、じゃあ…まさかマイキーくん…
失恋しちゃった…ってことっすか?」
「そうみてぇだぞ。屋上にいっから慰めてやってくれよ。あー見えてけっこー内心沈んでるぞ?ハハッ」
「ハハッて……」
タケミチは苦笑いする。
何はともあれ、ドラケンくんもランさんも、多分だけどマイキーくんも…元気そうでよかった。