• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第14章 revive



「ごめんな、2人とも…」


ドラケンがめちゃめちゃ気まずそうに顔を赤らめている。

しかし万次郎はニタニタ笑いながら、満更でもない様子だ。


「あ〜あ。ついに三ツ谷に取られちゃったぁ〜
ケンチン〜、俺ついに失恋しちゃったみたい〜」

「あぁ。ドンマイマイキー」


三ツ谷は突然立ち上がり、


「俺っ、そろそろ帰るわ。」


気まずさに耐えきれなくなったようだ。



「ランもドラケンも、お大事にな。」


「ありがとう、隆。」

「ありがとな。三ツ谷」


「三ツ谷〜、井の中からの脱出おめでとう」
「もう意気地無し君なんて言わねぇよ」


「「???」」

ランが疑問符を浮かべていると、
三ツ谷は「あぁ。」と一言言って部屋を出て行ってしまった。



「万次郎が…キューピットかも…」


ポツリとそう呟いて、薬指の指輪を撫でた。


「あー…そうだろうな。何やってんだろ俺。」


万次郎が切なげに笑う。


「東京卍會公認カップルの誕生ってやつかぁ?
こうなっちまったもんはしょーがねぇから、盛大に祝っちまうことだな、マイキー」


「分かってるよケンチン。2人が幸せならもうなんだっていーよ。俺だってガキじゃないんだから」


「確かに…マイキーもガキ脱したかもな!」


「ケンチンめ…」


幸せそうに笑うランに、
万次郎もドラケンも笑みを零した。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp