第14章 revive
キス…?されてる…?
前かがみになった三ツ谷に唇を塞がれていた。
ゆっくりと離れて、
三ツ谷の麗いを帯びて熱の篭った眼光に目と鼻の先で見つめられている。
「み…つやく」
「ふっ…隆な。」
「あ……」
「夢じゃねぇって分からせようか」
「え」
その瞬間、また唇を塞がれて
開いた口に舌が割り込んできた。
初めての感覚に、思わずビクッと体が震えると、
三ツ谷の手が後頭部に回り、グッと深くまで押さえつけられた。
もう一方の握りあっていた方の手は指を絡ませられていた。
「んっ……っ、」
角度を変えて、追い回すように奥から舌を絡め取られる。
三ツ谷の息遣いもあまりにも色っぽく聞こえて
息継ぎもできなくて
思考が停止した。
「んんんっ…は…ぁっ」
しばらくしてパッと離され、恐る恐る目を開けると
三ツ谷の頬も少し赤く染っているように見えた。
「ふっ……次は容赦しないって言ったろ」
"次自分を傷つけるような真似したら容赦しねぇぞ。
俺が噛みきってやるからな"
「ナイフ持ってるキヨマサに凄い勢いで突っ込んでったんだって?場所が悪かったらマジで死んでたぞ…」
「うん…でも…」
「お前、そういう無鉄砲すぎるところがある。俺もマイキーもドラケンも場地も…みんないくらお前が強くても心配が絶えねぇのは、そーゆーとこだ。」
真剣に言われ、何も返せなくなってしまった。