第14章 revive
日向「わー!雨上がってるー!
っあ!どうしよ、こんな時間!0時すぎてるよ!」
エマ「もう8月4日じゃん!」
タケミチは思わずその場に跪いた。
"8月3日、龍宮寺堅と月乃ランを救う。それが今回のミッションです"
乗り切ったぞ!!
8月3日が終わった!!
ドラケンとランさんを守る!!
ミッション成功だ!!!
三ツ谷くんはああ言ってたけど、
今思えば、三ツ谷くんが行かせたおかげでランさんは助かった。
もしもあのまま向こうにランさんがいたら、キヨマサの言うように、多分他の奴に刺されてた…
その未来が変わったのは
多分三ツ谷くんのおかげだ。
俺はあのとき2人をキヨマサから守るために必死だったけど…三ツ谷くんやアッくんたち、ヒナ…みんなの選択が未来を変えたんだ。
「あれ?そういえばマイキーくんは…?」
タケミチが視線を走らせると、万次郎は1人建物の背に身を預けてぼんやり突っ立っていた。
「マイ…っ!」
「うぅっ…!…よかった…
心配かけさせやがって…っ…」
ズルズルと座り込み、大粒の涙を流す万次郎に声がかけられなかった。
(マイキーくん…みんなを励ますために気丈に振舞ってたんだ…そうだよな…あの二人のことだ。1番辛かったのはマイキーくんだ)
「ケンチン…ラン……バカぁ…」
2人がいねぇと、俺の夢は叶わないんだよ。
2人は俺の…
心なんだ。命なんだ。
夢なんだ。
ずっっと、俺の隣にいてくれよ…
じゃないと俺は……
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