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progress ~東リべ卍~R18~

第14章 revive




「みんなうるせぇよ。
病院なんだから静かにしろ。」


「マイキー…」
「マイキーくん…」


万次郎は静かに椅子に腰掛け、
手術中のランプを見つめた。


「ケンチンはさ…昔っから、言ったことはぜってー守る奴なんだ。こんなとこでくたばんねぇよ。
天下とるって約束したかんな。
ランだって…俺との勝負まだついてねぇし。俺の創った未来をまだ見せてねぇし。
俺、そのためだけに今までやってこれたんだ。
だから皆…2人を信じろ。」



三ツ谷は握り締めているスカーフをボーッと見つめた。

ところどころに血痕がついている。

赤いスカーフでも、その跡は禍々しさを帯びて染みていて、手が震えた。

新しいの…作らせてくれよ…
そんでまた…似合ってるって言わせてくれ。


将来、俺のモデルになってくれるって夢…
叶えたいんだ。

見たいんだよ。
俺の服で着飾ってるお前を…


お前でいっぱいになってるスケッチブック
どうすりゃいいの?


まだまだ思い浮かぶんだぜ。
たまってく一方なんだぜ。


それを1つも見ることができねぇなんて
俺、生きる意味無くすよ…。



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