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progress ~東リべ卍~R18~

第14章 revive



「てめぇ、男のくせしてあんまメソメソしてっとランに言いつけるぞ。もう1発マジで殴られてぇか」


「お前は来ないのかよ…場地…」


「俺はいい。ここで待ってる」


三ツ谷の背を見送った後、場地は皆の話し声が聞こえる手術室近くの壁に背を預け、俯いた。



"じゃあ圭介、約束しよ!何があっても私残して死なないって。ゆびきりね!"

"ふっ。おーけー。ゆびきりな!お前も夢叶えるまで、俺残して、ぜってー死ぬなよ!まぁ俺が死ぬ気で守るけどな!"


あん時の約束…
お前はまだ覚えてんのかな。

俺は忘れたことねぇぞ。




「…… ラン……頼むよ…」


俺は…ただずっと、
お前の笑ってる顔を見ていたいんだ…


「七転び八起きだろ…」


場地は両手指を絡ませ、祈るように額につけてギュッと目を閉じた。


「痛てぇよな…苦しいよな… ラン…
ごめんな……守れなくて…っ」


"圭介〜っ!"


そう言って笑ったり怒ったり拗ねたり…
コロコロ変わるランの顔が瞼の裏に浮かぶ。


笑ってても怒っててもキレててもいいから…

もう1回呼んでくれ。

俺のこと…。

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