• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第13章 regret



ふと視線を移すと、ペーやんのバイクが止まっていた。

やっぱり…


「東マン内部は、パーちんが捕まったのはしょうがねぇって話でまとまってた。でも気に入らねーのはペーやんだ。パーちんを東マンが見捨てた。そう思い込んでる。」


「見捨てたわけじゃ…」


「ペーの野郎、メビウスの残党とつるんでドラケンを捲ろうとしてるらしい。ランから連絡が入った。早くしねぇとっ」


2人は雨に打たれながら走り出した。


その時、タケミチは脳裏で直人の言葉を思い出した。

"2005年8月3日、東京都渋谷区の駐車場で暴走族のグループ50人が乱闘。中学生2名ががナイフで腹部を刺される等の暴行を受け死亡…"



「三ツ谷くん!駐車場です!!」


「駐車場ならあっちだ!」



間に合ってくれ!!どうか!!

ランさんもドラケンくんも!!


絶対死ぬべき人じゃない!!

もし手遅れになったら
未来の東マンが…!!


ヒナが…!!




"タケミチくんはきっと、成功する"



タケミチは強く拳を握り、
駐車場まで走り続けた。


/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp