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progress ~東リべ卍~R18~

第12章 reconcile




「だってプレステ2ならうちにあるもんね」

ランがそう言いながら他の商品に狙いを定めている。


「マジかー…いいなぁ。」


そこからこの2人は、1度も外すことなくトストスと景品を落として行った。
しかも3セットもやっていた。


「さっ…さすが東マン最強のつがい…」


「わー…2人ともカッコイイねぇ」


日向の言葉に、タケミチは苦い顔をする。

できれば自分が日向にこの姿を見せたかった…



「もう来ないでくれよ!?」


店主が心底不愉快そうな顔をしながら景品を渡した。


「お二人共…なんであんなに射的うまいんすか?!」

コツを知りたいタケミチはそう聞いた。


「えー?んなのテキトーだよ、テキトー」


テキトーな万次郎とは裏腹に、ランは意外にもしっかり話し出した。


「力を入れすぎないのがコツかな〜。ただ正面狙っただけじゃもちろんダメだし、モノの形によって狙うべき位置もあるしね。より少ない力で倒すには力のモーメントを使ってさ、まぁ回転させるイメージって感じかなぁ〜」


「???」


せっかくの説明なのだが、やはりタケミチには言ってる意味がわからなくて、なにもかも到底この2人には及ばなそうだと実感した。
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