第12章 reconcile
「あぁぁあー!!!」
「ん?…あ、ごめん」
「俺の3日間の全てがぁあっ!!!」
「だから謝ってんじゃねぇかよ」
ギロリ
「はいっ…平気っす…
たかが3日間寝る間も惜しんで完成させただけなんで…」
「とにかく俺はマイキーとは縁切るわ。
東マンも終わりだ。」
「…え?な…何言ってんすか?
冗談っすよね?」
「邪魔したな」
ドラケンは部屋を出ていってしまった。
「ちょっと待ってくださいよ!ドラケン君!!」
ドラケンが玄関の扉を開けた瞬間、
目の前に立っていたのは万次郎だった。
「あん?てめぇなんでここいんだよ」
「あ?てめぇこそなんでここいんだ?」
「俺はタケミっちの見舞いだよ」
「俺もそうだよ」
「は?タケミっちは俺のダチだしお前関係ねぇじゃん、なぁ?タケミっち。」
「あ?何言ってんの?俺のダチだよなぁ?タケミっち。」
「あぅ…?…えっと…っ…」
「どけよ、デクノボー」
「あ?お前がどけよ、チビ」
2人は本気の睨み合いを始めている。
その間にタケミチは慌てて割って入った。
「何があったか知らないっすけど!喧嘩はダメっすよ!2人とも落ち着いて下さいよ!!」
しかし2人はなんと、タケミチの大事にしている自転車やらスケボーやらを投げ合い始め、全てガンガン壊されて行った。