第12章 reconcile
「タケミチ災難だな」
「あれは台風だ」
「過ぎるのを待つしかない」
アッくんたちは顔を青くして
その乱闘を見守っていることしか出来ない。
マイキー「ここで決着つけるかぁ?」
ドラケン「上等だぁ」
「待てよ…」
散々宝物を壊されたタケミチは完全にキレていた。
「てめぇらいい加減にしろや…」
「「?」」
「俺の大切な思い出をめちゃくちゃにしやがって!!」
マイキー「あぁ…」
ドラケン「いつの間に?」
「ふざけんじゃねえええええ!!!」
マイキーがヒョイッと避けたせいで
タケミチはゴミ捨て場に盛大に突っ込んだ。
マイキー「大丈夫か?!タケミっち」
「うっせえええええ!!!!
俺の思い出なんてどうでもいいんだろ?!」
ドラケン「まぁまぁ落ち着け」
「落ち着け?!ふざけんな!!
暴れてたのはテメェらだろ?!?!」
「ダメだよタケミチ!」
「死ぬ気かお前っ?!」
ドラケンたちに食ってかかるタケミチを、アッくんたちが取り押さえる。
「うっせぇ!!放せ!!
周りのことなんてどうでもいいんだろ?!」
ドラケン「悪ぃーって。別にお前のこと傷つけるつもりはなかったんだ。」
「どうでもいいから喧嘩なんかしてんだろ?!」