• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第3章 react



「俺と友達になれ。ケンチン♪」


突然にっこり笑ってそう言われ、
また調子が狂ってしまった。


「う、うん!!」


「マイキーでいーよ。あっちはラン。
ランはあだ名で呼び合うのを嫌がるんだ。」


「そうなんだ…」


「なぁーラン。こいつこれから俺のダチ、な♪」


ランという女は、こちらに近づいてくると…
上から下までジロジロと俺の事を凝視した後…


「あっそ。本名は?」


初めてこいつの声を聞いた。
態度とは似つかわしくない、可愛らしい声だと思った。


「…龍宮寺堅……」


「ふぅん…ケン…ね。」


初めてすこーしだけ表情を崩してくれた。


「ランは俺が認めた男以外は全員敵なんだ。」


マイキーの言葉の意味を、
その時の俺は理解できなかった。


でも…

のちのち聞いた話で
それを知ることとなった。




ラン、お前は1年経った今でも
男は皆、敵なのか?

/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp