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progress ~東リべ卍~R18~

第11章 radiant



「…つぅかさっき、どの男でも嫌だって言ったけどよ、お前それ嘘だろ?」


眉間に皺を寄せて横を見ると、
高い位置にあるドラケンの目が、察しているような視線で自分を見下ろしていた。


「何が言いたいわけ?
私は誰だって男とそんなことすんの100パー無理」


「三ツ谷でも?」


「?!」


これでもかというほど目を見開いたランを、ドラケンは口角を上げて見下ろす。


「たとえ相手が三ツ谷でも、
100パー考えられねぇってか?」


「……っ、」


言葉を失ってしまった。

三ツ谷くんと…私…?
が…そういう行為を…?


まだ隣の部屋では
男女の卑猥な喘ぎ声が聞こえる。


ようやく耳を塞ぎたくなる思いがした。


私は…!
そんな女らしい女に成り下がりたくない…!


たとえ相手が三ツ谷くんだとしても…
そんな"女"の姿…さらけ出すなんて…!


その反面、


本当に?


と問いかけてくる"本能の中の自分"もいた。


本当に私は…
好きな異性とでも…無理なのか?



「……うん、無理。」


「嘘つけ。想像くらいしたことあるくせに」


「なっ!ないよ!何言ってんの!
じゃーそーゆーアンタはどーなの?!」


「俺は何度も想像してるぞ。
好きな女との。」


思いもよらない即答に鼓動が跳ねた。
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