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progress ~東リべ卍~R18~

第11章 radiant



「それって…」


エマのことだろうか?

堅は…エマのことを想像して…?


ふと壁を見ると、
ドラケンとエマのツーショット写真も目に入った。

2人は付き合っているわけではないけど、
やっぱりなんだかんだ堅もエマのこと好きなんだな、とランは少しだけ表情を緩めた。


「言っとくけど、三ツ谷の奴も、
ぜってーお前とのアレコレ想像してると思うぞ。」


「は、はぁあ?!」


途端に顔が赤くなってしまった。


「そんなわけないじゃない!」


「いいや俺には分かる。
アイツだって俺だって、男なんだから」


その言葉には、何も言えなくなってしまった。


「あのさ…堅…」


「あ?」


「堅はさ…その…
そういったことって、誰かとした事あるの?」


少しの間が空いたあと、ドラケンがフーっと長い息を吐いた。


「ねぇよ。まぁ、この店の女たちに、筆下ろししてやるとかなんとかよく言われっけど断ってるし。だってやっぱ最初って好きな奴とシてぇだろ?」


言ってしまってから、ドラケンは後悔した。

何言ってんだ俺…。
妙なことベラベラ喋りすぎだろ。


おそるおそるランを見ると、
ランはポカンとした表情をしていた。
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