第11章 radiant
ナホヤ「ランさぁ三ツ谷んち行って様子みて来いよ」
ソウヤ「ていうより、妹ちゃん2人に構ってあげてきなよ」
そうは言われても…
あんなことがあった後では三ツ谷に会うのはとても気まずい。
いくらルナマナちゃんには会いたくても家に行くなんてかなり気が引ける。
あれからメールも電話も当然していないし、
向こうからも来ない。
まぁ振られた身だから当たり前なのだが。
「でも…」
ナホヤ「喧嘩でもしたか?」
「へ、へ?!」
ソウヤ「付き合ってるんじゃないの?」
「はぁ?!
なんっ、なんでそういうことになってんの?!」
「「くくくくっジョーダン!!」」
2人の声が被った。
どうやらランの想いなどはバレバレらしい。
ソウヤ「マイキーとドラケンだけじゃなくて、ランと三ツ谷もそんなんだと、本当に東マンバラバラだよ」
ナホヤ「勘弁してくれよマジで。ほら、今すぐ三ツ谷んち行け」
竜胆「お?なんだなんだ、東マンは今荒れてんのかぁ?」
蘭 「ほ?そーゆーことなら月乃、お前俺らんとこ来いよ。お前なら大歓迎だぜ。あ、てめぇらチビッ子はいらねぇよ?」
ナホヤ「んだとコノヤロー!!誰がテメェらの仲間になんかなるか!ハゲチャビンがぁ!!」
ソウヤ「ランのことだって渡すわけないだろ。東マン以外の奴に指1本触れさせないよ。よし今からダッチマンで勝負だ!」
蘭 「勝ったら東マンの姫様もらうぜ」
ナホヤ「させねぇよ三つ編み野郎!!」
「……三ツ谷くんち…か…」
ランは茫然とした頭のまま、4人を残してボーリング場を出た。