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progress ~東リべ卍~R18~

第11章 radiant



「絶交って言ったのそっちでしょ!!」


「っ!それは!ケンチンに言ったんだってば!」


「早く堅と仲直りしてよ!!」


「はっやだね!向こうが謝ってこねー限り無理!」


「なにそれ!いつまでやってんの?!
東マンどーなってもいいわけ?!」


「つぅかなに?結局ランはケンチンの味方なの?!」


「そーゆーことじゃないから!!
私だって困ってんだよ!!
その場にいなかったこと後悔してるし!!」


そう言ってから俯き、
とぼとぼとまた歩き出す。

万次郎もついていく。


「ごめんったら… ラン」


「だから…私に謝ったって仕方ないでしょ」


「…俺にだって譲れねぇもんがあるんだよ」


「分かるけど…でもこのままじゃ…
私の夢だって叶わないじゃん…っ」


「…っ… ラン…」


歩くスピードが徐々に落ちていく。


「……どら焼き奢る…」


「っ!…はぁ、なにそれ。そーゆー問題じゃ」


顔を険しくしてバッと横目で睨んだ瞬間、
つい頬が緩んでしまった。


「?」


「くっ…ぶふっ…!…なにその寝癖!!」


「え?」


「やっば!!あ!写メんなきゃ!!」


ランは急いで携帯を取り出し、
笑いをこらえながらポカン顔の万次郎をパシャパシャ写メる。
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