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progress ~東リべ卍~R18~

第10章 return




「うーん…デコルテ部分と袖はこんな感じかな…
いや、でも…ここはレースにしたほうがいいか…
素材は……そうだな、やっぱ……」


ブツブツと何かを呟きながら描き進めていく絵を、ルナマナは目を丸くして凝視している。


うーん…
足が綺麗だから、Aラインとかエンパイアラインよりマーメイドラインのドレスのがいいか?

いや…でもスタイル良いからベルラインもいいよな…

いっそチャイナドレスみたいに太腿のこの辺りまでザッと切って…


や…さすがにやりすぎか…
怒られるかな…



「んんんー、待てよ。
これもいいな。プリンセスラインにこの部分をフリルにして…いや、違うな、やっぱあいつはスレンダーラインのドレスに裾をフワッと大量のエレガンスフラワーで長くして…」


あーでも…
やっぱマーメイドドレスも捨てがたい!!


んで、ざっくり背中を出す感じで

こう……


「あー、うんそうだな…。
いっそこっちにもコレ付け加えたらいいかも…
で、ウエスト絞ってここらあたりをもっとこう…」



三ツ谷はいつの間にか、真剣に何枚も何枚もいろいろなドレスの"お姫様"を描いていた。



「このドレスなら、髪型はこんな感じ…
メイクは…まぁそれは本人に任せるべきだよな。」


出来上がっていく精巧なお姫様の絵に、
ルナマナは目を輝かせて次から次へと色鉛筆で色塗りを始めた。
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