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progress ~東リべ卍~R18~

第10章 return



「まさかこれだけのために俺を呼んだんすか?!」


「「うん。」」


「酷いっすよ!!ぶっ倒れるかと思いました!!」


「マジ?そんなにか?」


「圭介も食べてみてよ」


「馬鹿野郎!こんなん見せ付けられて無理だろ!」


「せっかく私が買ってきたのに?」

(まぁ買ったのアイツだけど。)


「うっ……反則だろお前それ…っ…」


寂しげな顔でそんなことを言われれば
食べるしか選択肢はない。


場地は恐る恐る、震える手で箸を掴み、少量だけ口に運んだ。


















「あ"」



場地が発した言葉はこれだけだった。


そしてバクバクと先程の生どら焼きを食べ始めた。



「え、何その反応?」


せっかくだから私も一口…


そう言ってランも恐る恐る口に運ぶ。

あれ…意外と平気かも?

そう思ったさなか、じわじわとそれは来た。


「!!!!っうあーっ!!かっっっらーーー!!
ひぁー…な、なにこれ?!ちょっとやりすぎっしょ」


はじめのファーストインプレッションをまんまと覆すくらいの、まさに口から火を噴くレベルの衝撃が口内を刺激した。
おそらく、未だかつてここまで辛いものを食べたことがないだろう。


「くくくくちがぁ…っ…もー二度と無理!!」


「無理だなこりゃ…」


「はい無理です…」



3人とも茫然とする。

とは言ったものの…


「捨てるのももったいないね…」


「じゃーこれは…あれだ。マヨネーズだな」


そう言って場地がマヨネーズを大量にかけてグルグルと混ぜ始めた。
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