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progress ~東リべ卍~R18~

第10章 return



ランは無言で無視してコンビニに入ろうとする。
が、やはり2人は立ちはだかってきた。


九井 「また無視かよ。久々に会ったのに。」


「どいて。」


乾 「相変わらず気の強ぇ女だな」


九井 「てかなに?赤リボンなんて付けちゃって、ついに女に目覚めちゃった?」


「てめぇ…マジで殺すぞ」


乾 「聞き捨てならねぇなオイ。ボスもこんな女の何がいいんだか。いくらクレバーで金の成る木でもこんなクソ生意気な女」


「どけって言ってんだよ。3度目は…ない。」


そう言ってカッと目を見開いたその眼光があまりにも恐ろしく、他の隊員たちは一気に怯んでいる。
しかし、九井と乾だけは余裕そうな表情をしている。


九井 「今コンビニん中にはボスいんだよ。
ボスいる間は中に人ひとり入れねぇ決まりなんだ。
入ったらそいつ殺されちまうからな☆」


「バカか。私は殺されねぇよ、どけ黒龍の犬ども。」


乾 「あ"ぁ?!」

九井 「待て、イヌピー。確かにそーかもしんねえ」

乾 「俺は犬じゃねえぞ!」

九井 「あれ、そっち?(笑) "イヌピー"」

乾 「てめぇバカにしてんのか?!」


2人を無視してランはコンビニに入っていった。

そこには明らかに図体のデカい男が1人、店内をウロウロしていた。

そして当然、店員は顔を強ばらせている。
ランが入ってきたことによって更に怯えだした。


「あぁあのっ、お、お客様…たた大変申し訳ないのですが今は…とと取り込み中でして」


その言葉も無視してランはカゴをとり、飲み物や菓子をテキトーに入れていく。
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