第3章 react
「女や子供に優しい、良い男たちがいるってのをお前に証明してやる。そういう男たちを増やしていって、カスな男共を排除していって、ランのために幸福な未来を作ってやるよ。」
目を見開いて黙ったままのランの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「ちょっ…!…なんで私があんたにそれを用意されなきゃなんないんだよ!それなら私だってそのチーム入って、」
「でもお前、女じゃん。」
「女扱いしないで!!」
「ヤダよ。だって、お前、女じゃん。」
…なにそれ。
女だったらチームから除外されるわけ?!
「じゃあ女やめる!今日から私は女じゃない!」
その言葉に、万次郎は目を瞬かせたかと思えば、にっこり笑みを浮かべた。
「なら今日からお前は "俺だけの女" なっ♪」
………は?
意味わかんない…
意味わかんないけど…
今日から女じゃなくなって、
私もチームに入れるなら、
ま、いっか。