第9章 resolve
「ランお前…いつの間に三ツ谷とできてんの?」
「でっできてないよ!!」
「は?じゃあ何?」
細まる場地の目が、狼狽えるランを真っ直ぐ射抜く。
「な、なにって…わかんないよ。
いきなり、ふ、不意打ちで…」
「あ?」
その瞬間、場地の眉がピクリと動いた。
そしてバイクに跨って帰ろうとしている三ツ谷の元へつかつかと歩いていくと、胸倉を掴んだ。
「っ!なんだ場地っ」
ドガッ!!
「え…圭介?!」
突然、三ツ谷を殴った場地に戦慄する。
三ツ谷はバイクから転げ落ちて頬を抑え場地を睨みあげる。
「てめぇなにす」
「三ツ谷てめぇ…ふざけてんじゃねぇぞ」
「は?」
そのただならぬ光景に万次郎やドラケンたちが駆けつけてくる。
ランは顔面蒼白になっている。
ドラケン「なにしてんだ場地!!」
マイキー「なんかあったのか?!」
場地「あ?別になんもねぇよ」
マイキー「なんもねぇのにいきなり殴る奴があるか!」
場地「気に食わねぇから殴った。それだけだ。」
三ツ谷「あ?なんなんだよてめぇ!」
三ツ谷が場地を掴もうとする所をドラケンが抑えた。