第9章 resolve
ドラケン「落ち着け。おい場地、てめぇ内輪乱すようなことしてタダじゃ済まねぇぞ」
マイキー「理由もなく手ぇ出したんならお前はしばらく集会出禁だ、場地。」
場地 「あぁ、いいぜ。上等だ。」
場地は真顔のまま去っていってしまった。
ドラケン「心底わかんねぇ野郎だなあいつは…」
マイキー「三ツ谷、大丈夫か?」
三ツ谷「大丈夫じゃねーよ。ったく何がしてぇんだよあいつ」
ランは急いで三ツ谷にハンカチを差し出す。
「…ありがとう」
三ツ谷はそう言って
切れた口端をハンカチで抑える。
ランは、遠ざかっていく場地のバイクの音を聞きながら顔を歪める。
なんだったんだろう…
私にキスをした三ツ谷くんが
気に食わなかったってこと?
だとしても、いきなり殴るなんて…
最近の圭介ってなんだかよくわからないよ。
集会出禁とか…
しばらく会えないのかな…
三ツ谷くんといい圭介といい
何考えてるのかホントわけわかんないよ…
でも…
そんなこと考えてる場合ではない。
ランはこれからのメビウスとの抗争について思考を切りかえ、今日のことはもう何も考えないようにしようと決めた。