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progress ~東リべ卍~R18~

第9章 resolve



そのままペロリとランの唇を舐める三ツ谷の舌が見えた。


ゆっくりと離れた三ツ谷の唇は赤く染まっている。

ランの口は半開きになっていて、唇もそうだが顔も赤くなっていた。



衝撃のシーンを見てしまった…

とタケミチは急いで口に手を当てて目をそらす。




「馬鹿が。」


「・・・」


「ファーストキスが血の味かよ」


「え…ごめ…三ツ谷く…」


「次自分を傷つけるような真似したら容赦しねぇぞ。
俺が噛みきってやるからな」


「は…い…」


ランは目を合わせられなくなり、
口に手を当てながら万次郎の方へと行ってしまった。


「…あいつって、ぜってー泣かねぇんだよな…」


「え…そうなんですか…」


「ああ…誰も見た事ねぇんだ」


「・・・」


俺なんてしょっちゅう泣いてんのに…
とタケミチは心の中で自嘲する。
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