• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第9章 resolve



そして、気を取り直して三ツ谷が説明を再開した。


「メビウスの頭は長内って奴なんだけど、ちょっとしたことでパーの親友と揉めてな…パーの親友はメビウスのメンバーに袋叩きにされて、更に目の前で彼女レイプされたあげく、親兄弟吊るされて金巻き上げられて…で、藁にもすがる思いでパーに相談してきたんだ。」


その話に顔を歪める。

暴走族のやることじゃないんじゃ…

犯罪のレベルだ…



「…ひでぇ……」



「死んだ方がマシな奴らだよ。
私がなぶり殺しにしてやりてぇよ」


ランの奥から絞り出すような声に、三ツ谷も辛そうな顔をした。


「ラン…気持ちはわかるが殺しはナシだぞ?」


「分かってるけど!でも!」


「お前が言うと、本当に殺しちまいそうで怖ぇんだよ。冗談でもそういうこと言うな。な?」


「でも死ぬほどムカつくよ…」


「ああ。俺もだよ」


三ツ谷がランを宥めるように肩に手を置く。
ランは悔しそうに唇を噛み締めていて、しかも血が滲んできている。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp