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progress ~東リべ卍~R18~

第9章 resolve




「「お疲れ様です!!!!」」


全員一斉に頭を下げだした。

バイクから降りてきたのは特攻服を羽織り、長い編み上げブーツ。赤いスカーフを頭に巻いている月乃ラン。

首筋の卍の墨がヘッドライトに照らされている。


「今夜はいつもより遅かったじゃねえかラン」


「三ツ谷くん!ごめん!」


「お客さん来てるぞ〜。こいつだろ?」


「うん!そう!久しぶりタケミチ!
と!日向ちゃん〜♡会いたかったぁ♡」


ギュッと抱き締めてくるランに日向は狼狽しながら、


「ヒナでいいですよっ!」


と言った。


タケミチはランの特攻服姿につい目を奪われる。


「ランさんなんだか凄い…
なんつーか…は、迫力がありますね…」

(かっこいい通り越して怖いっす…男の特攻服姿より…)



「ははは、そおー?」


全くもって自覚のない様子なランの顎を、突然三ツ谷が掴み、目と鼻の先で見つめた。



「「?!」」



「お前…なんか着いてるぞ…なんだこれ?
まさかどっかで喧嘩してきたの?
それで遅かったのか?!
血じゃねぇだろうな?!」


険しい顔をして頬をゴシゴシと指で擦る。
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