第8章 resist
タケミチは現代に戻り、マイキーは不良だが良い奴だと直人に説明した。
しかし、
「は?!なんで殺さなかったんですか?!」
「…へ?」
「姉を殺した奴が良い奴?!過去で言いくるめられたんですか?!」
直人は全く信用してくれなかった。
「いいですか?!そのマイキーは今、あらゆる犯罪に手を染めて警察でも手に負えない男ですよ?できることならこの手で殺してやりたい!」
「…マイキーくんに会おう!マイキーくんは信用できる人間だ!なんで東マンが変わっちまったのか、マイキーくんの本心を聞きたい。
もう1回過去に行く前に確かめておきたいんだ!一緒にマイキーくんを捜してくれ!頼むよ直人。」
なんとか直人は了承した。
しかしマイキーは恐ろしいほど慎重らしく、警察でもしっぽを掴めないらしい。
簡単には見つからない。
直人の部屋にはあらゆる東マンの情報や写真などが貼ってあった。
「ん?誰だこれ?」
1つの写真に指を指す。
「ん?東マン幹部…千堂敦…アッくんじゃん!!」
「アッくん?タケミチくんの友達の?おかしいですね…彼なら16のときに東マンの清水将貴という男を刺して捕まり出所後は末端のチンピラだったはずです」
もしかして…
「「過去を変えたから?!」」