第8章 resist
「ごめんなさい!私、勘違いしちゃってて!」
そう言って、ビンタした万次郎に頭を下げる日向。
「いーよ別に。でもすげぇビンタだったなぁ〜」
「すみません!」
「好きな男のために頑張るのはいいけど無茶しちゃダメ♪相手が相手なら大変なことになっちゃうよ?」
「はいっ…」
「でもほんっとカッコよかった!あん時の万次郎の顔マジ傑作だったし!今度はホンモノのビンタを教えてあげるよ!」
そう言ってきたのはランだ。
「…え?ホンモノの…?」
「よせラン。殺人犯にする気か」
ドラケンの言葉は盛大に無視されていて、
ランは日向の手を握っている。
「私とダチになって日向ちゃん♡
強い女は大好きなの!」
「え、は、はい!」
ひとまず連絡先交換をした。