第8章 resist
「そんなゴミ男いたら、私が殺してるよ?」
風船ガムを膨らめながらランが言った。
「タケミっち、俺相手に凄んだな?」
ドラケンに腕を回される。
「す、すみません…」
「いいよ。譲れねえもんがある…
今どき女にそれ言う奴いねぇぞ?昭和だな」
「……え、あ…」
「ビッとしてたぜ?」
「彼女にも悪いしもういこーよ。
駅チカのどら焼き買いいこー」
「おう、そうだな!行こケンチン!」
「今日はそこかよ…ドラえもんとドラミかよ」
日向とタケミチは、この人たちは悪い人たちではないのでは…という認識に変わった。