第8章 resist
ポンッ
「神泉でUSGが幅効かせてるらしーよ」
ポンッ
「いーじゃん、ぶっ飛ばしに行こーよ」
ポンッ
「それならこないだ河田兄弟がやっちゃったらしーよ?」
ポンッ
「えっ、マジ?」
ポンッ
踏みつけられている先輩たちの呻き声が惨めに響く。
東京卍會のトップはやっぱイカれてる…
とタケミチは思った。
こいつらにとって、人をいたぶるのは日常。
顔を洗うくらいのことなんだ…
俺これから何させられるんだろう?
すっげー怖えーー…
タケミチは仕方なくついて行くも、
とてつもなく緊張していた。