第8章 resist
チョークを置いて席に戻ろうとした時…
ガララッー…
「遊ぼうよラン〜」
突然の万次郎登場にクラスは騒然とする。
しかしこれはよくあることだ。
「おっ?なに前に立たされてんの?」
後ろからドラケンも顔を出した。
「問題解かされてたんだよ。つか、今日はどこ行くの?」
「こら、君たち授業中ですよ」
教師の言葉は完全無視されている。
「昨日会ったタケミっちの中学行かねー?」
「えぇ…なんで?まぁいいけど」
「こら!月乃さん!
あなたは成績もいいんだから、いい加減不良生徒とつるむのはやめなさい!」
「何言ってんのせんせ?私も不良だよ?」
「こら待ちなさいっ!!」
「ランちゃーん、ノートとっとくねー」
友達の声にランは振り向いて笑顔を向ける。
「うん!ありがとう!」
「っあ!こらっ!まっ…」
教師を無視してランたちは行ってしまった。