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炎天下の夏の思いで (カゲプロ)

第8章 黄色と白のメッセージ♀(セト)


花言葉シリーズ
(盗む視点)




"じゃあね"
とさよならした君が‥遠くに行くのを知らなかった僕は君の後ろ姿を思い出してはまた双眸からあふれでる雫が頬を伝うんだ。



『‥っ』

懐かしい夢をみた。とても悲しい過去の記憶。
大好きな人との最後の日。
俺は今でも覚えている‥いや、忘れられずにいる。

『っ‥今、どこにいるんすか』

日に日に君の姿がぼやけていく。
君の匂いは‥?君の声は‥?君の温もりは‥?
なのに、1つだけ‥君と交わしたあの日の約束だけは忘れずに
またこうして夢にあらわれるんだ。



"幸助ってタンポポの色‥白色もあるのしってる?"
"え‥タンポポって黄色いじゃないんですか‥?"
"こっちには咲いてないんだけど、遠いところに行けば見つけられるかもね"



白いタンポポ‥といってもすべてが白いわけじゃない。
内側は黄色けれど外側は白く綺麗なのだ。
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