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炎天下の夏の思いで (カゲプロ)

第7章 盲目の口づけ♀(セト)DV表現あり



セトとの付き合いは長い方で
キドとカノより前に孤児院に私はいて、その中でひっそりとセトと過ごしていた。
だからか、セトは私を求めて
多少なりとも依存はしてたんだと思う。

いや‥、今思えばしてた。

どこ行くにもセトはついてきて、
何するにもいつも一緒で
寝るときも、ご飯食べるときも、
お風呂に入るときでさえ。

一分でも先に入るようなもんなら、泣きわめいて大変だったのを今では覚えてる。

それからカノとキドに出会って、
その時よりかは幾分落ち着いたかと思ったけど‥館山家に引き取られたときには私はもういなくて‥

それから数年たって彼と‥皆と再会してから‥何かが違っていた。


その日から、また一緒に暮らすことになり新しいメンバーとも打ち解け、遅くまで会話が弾んだ。
それからまるで前に戻ったように、セトは何かと理由をつけていつも私の側から離れず、いつのまにか私は彼の恋人として周囲から認知されていた。
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