第3章 異世界の現状
思い立ったが吉日。
ともかく、行動。
ユリアーノ:「イメージすればいいんだよな。」
ユリオス:「そうです。鼓動するイメージで魔力を吹き込むような感じで・・・。」
ユリアーノ:「分かった。」
鼓動するイメージで魔力を吹き込む感じ。
トクントクン・・・
ミカエルを光りが包み込み、命が吹き込まれる。
ミカエル:「っん・・・。」
ユリアーノ:「ミカエル??」
死者蘇生が成功して、ミカエルが生き返った。
アリオス:「ミカエル様~ぁ(´;ω;`)ウッ…」
ミカエル「アリオス・・・。相変わらずの泣き虫だな。」
ユリオス:「ミカエル様、お戻りにならた。」
ミカエル:「ユリオスも変わりないな。」
ユリアーノ:「ミカエル、おかえり(´;ω;`)ウゥゥ」
ミカエル:「兄さんも変わらずというか、増して涙もろくなってる!!!」
弟のミカエルを無事に蘇生させた。
誰も成し遂げれなかったことを成し遂げた結果、魔族界・天界の二人がユリアーノの前に再び現れた。
魔王・ジョハン:「まさか本当に完成させるとは。」
天使・ジス:「錬金魔法ができるとはいえ、まさか蘇生魔法まで・・・。やはり、転生者と同化したのが要因ですね。」
魔王・ジョハン:「同化?転生者が入っているからではないのか
ないのか?」
天使・ジス:「ユリアーノが完全に消滅したわけではないので、彼がいる中に転生者の彼女が入り同化して今のユリアーノがいる。」
魔王・ジョハン:「そういう事か。魔力量といい一人ではないのは感じていたが、ジスには見えていたわけだ。天使は違うな。」
天使・ジス:「魔力測定は僕にはできないので、ジョハンはできるから羨ましいよ。」
ユリアーノ:「・・・・。魔王と天使って仲が悪いんでは?」
天使・ジス:「(笑)面白いこと、言いますね。ユリアーノの主体は異世界の女性だから仕方ないですね。」
魔王・ジョハン:「この気配が異世界の者か?ここでは天界と魔界に隔たりはないぞ。住む場所が違うだけで、イスベル王国だけは別だが。」
天使・ジス「イスベル王国も第一王女が異世界の者になってから変わりましたね。元々は、自由と平和を愛する王の元、民の幸せを一番にだったのですがね。」
天使・ジスの話からイスベル王国の変貌を知ることとなった。