第3章 異世界の現状
ユリオス:「HPがMAX/1000、MP MAX/1000、魔法錬金にヒーリング系の魔法も錬金・・・。千里眼⁈毒の無毒化??エリア一帯を魔法無力化、軸間移動??・・・。団長、ステータスが前より上がってます。」
アリオス:「魔法錬金って、合成してない魔法を自由に作り出せるってこと?」
ユリアーノ:「そうだな、ヒーリング系の錬金もできるから、死者蘇生も可能になった。」
ユリオス:「・・・。コホン。団長、蘇生とおっしゃいましたか?」
ユリアーノ:「そうだけど? それがどうした??」
アリオス:「団長なら何でもできそうに思えてきた。」
ユリオス:「確かに理論上は可能ですが。まだ誰も成功させてないですよ。魔王ジョハンも天使のジスもできないんですよ。」
確かに異世界といえ死者蘇生は無謀な話かもしれない。
だが、転生した自分に唯一残るユリアーノの記憶。
それは、亡き弟のミカエル・・・。ユリアーノもアリオス、ユリオスと同じ双子の兄弟だった。
魂の片割れを失い、ユリアーノの心は壊れていた。普段は見せることはなかった。
自宅にいるときだけ、心許せる部下のアリオスとユリオスの前だけは壊れた自分を出せてた。
ユリオス:「お気持ちはわかりますが・・・。」
アリオス:「ダメもとでやってみてはどうです?」
ユリアーノ:「試してみよう。やるだけやってみよう。」
ユリオス:「団長は団長であって団長ではないので・・・。」
アリオス:「確かになぁ、俺はどっちの団長にしか思えない。前とは少し違うけど、ある意味騎士団長としての威厳は今の方があるし・・・。」
ユリオス:「確かのそうですね。でも近づきにくいわけではない。そこはそのままというか以前よりも距離が近くなった気がします。なぜか、今の団長ならと僕も思います。」
二人の言う通り、私は俺は一人じゃないから。
ユリとユリアーノ、二人だから。