第3章 異世界の現状
アリオス、ユリオスに俺の前世について話した。
アリオス:「団長が話していることが僕は理解できませんが、時折話す言葉が、以前の団長のお言葉と変わっているので、その点で理解します。」
ユリアーノ:「ユリオスはどうだい?」
ユリオス:「僕も兄と同じです。ただ、」
ユリアーノ:「ただ、何だい⁇」
ユリオス:「今の団長は、以前の団長と違い論理的にわかりやすく話される。」
アリオス:「確かに。いつもなら叫んだるよな。あぁぁ~~
って頭を抱えて話が伝わらないと身振り手振り。」
ユリオス:「今の団長は、そのようなことはされずに私たちにわかるようにかみ砕いて話され、感情を制御されておられる。」
前世の私は、感情というものを人前で出すことはほとんどしなかった。
自分の能力を生かすためには、女だからすぐに泣くだの感情を表に出すと言葉を嫌なほど聞いてきたから・・・。
説明するのも相手に理解されなければ、プレゼンもできないからな(;'∀')
とりあえず、ここで生きていくには彼らの団長として行動をしないといけない。
ユリアーノ:「アリオス、ユリオス、笑わないで聞いてくれるか?」
二人は顔を見合わせてから俺に微笑んでいってくれた。
アリオス:「団長、僕は部下になった時から何が起きようと信じついていくと決めてます。」
ユリオス:「これ以上なことはないので、なんでも話してください。」
俺はこの世界のことを細かく聞く前に、自分自身のことをまず聞いた。
騎士団長で魔導士であるらしい。ゲームの世界なら、自分のステータスを確認できるまず。
ユリアーノ:「ユリオス、自分のステータスはどうやって確認するんだ?」
ユリオス:「基本的には、レベルが低いと自分で確認はできないのです。団長はご自分で確認で来るレベルに達しているので、イメージしていただければ確認できると思います。」
ユリアーノ:「わかった。やってみる。」
イメージかぁ、ゲームだと頭の中というより目の前に画面が出てくるみたいに確認できたはず。
HPがMAX/1000、MP MAX/1000、魔法錬金にヒーリング系の魔法も錬金できるのか・・・。千里眼になんだ訳の分からないステータスが諸々あるな・・・。