第9章 過去の記憶、覚醒??
その頃、カンバベールでは・・・
ユリオス:「アリオス、団長!!!またですか!」
ユリアーノ:「ごめん、ユリオス。アリオスと稽古するとリミットが外れて・・・。」
アリオス:「団長~、(*´Д`)ハァハァ勘弁してくださいよ~。」
ミカエル:「ユリオス、すまいないね。二人のことを任せっきりで。(;^_^A」
ユリオス:「それはいいんですが・・・。団長がご自身の体の心配をされずに稽古されるので。アリオスはじめ団員たちが鍛えられてよいのですが・・・。」
ミカエル:「生傷が絶えないね。」
ユリアーノ:「自己回復できるヒーリングを開発したから、まずはアリオスにと思って今教えていたんだよ。剣術の覚えは早いのに・・・。」
アリオス:「すみませんね、覚えが悪いですよ(-"-)」
ミカエル:「アリオスは不器用なんですよ。兄さんの教え方も上手とは言えないので・・・。アリオスは悪くないですよ。」
ユリアーノ:「ミカエルはアリオスに甘い。確かに私の教え方には問題があるが・・・。(# ゚Д゚)」
ユリオス:「団長、私に先に教えてください。私から皆に伝えます。剣術鍛錬で体力と攻撃力を上げてそのあとも回復術の指導となれば、疲れがたまっていて普段なら伝わることも伝わらなくなってしまいますよ。」
ミカエル:「ユリオスは本当に兄さんをよく理解している。弟の僕よりも。兄さん、ユリオスと僕に教えてください。僕が術式を文字にして本にするので、ユリオスに団員たちに伝えてもらい、団員たちから各家族、周りの人々に広めてもらうそうすれば、皆が互いに治療すこともできる。」
初めはアリオスと剣を合わすの手一杯だった。
私は、ユリアーノの体を借りているだけだとそう思っていたのもあった。
日々が流れ、皆と共に生活をして稽古をするにつれこの体に慣れてきた。