第5章 真壁の本性
証拠が揃い、検察が横領と殺人の罪で真壁と児玉の身柄を確保するために会社に向かう。
児玉が身柄を確保されるのを外回りで帰ってきた真壁が目にして会社から立ち去る。
だが、1人の捜査員がそれを目撃しており真壁を追う。
検察に警察も加わり、至る所で検問や捜査員がおり裏通りのビル裏で身を潜める真壁。
真壁:「何で、バレたんだよ。早朝なら人がいないから自殺と処理されそうなもんが.......。横領もどこから漏れたんだよ!!」
真壁は焦りから身を潜めている事を忘れ、声が大きくなっていた。
捜査員が背後から確保しようと近づいていた。
ガサッ
真壁:「誰だ!!」
捜査員:「真壁 亨、横領罪と殺人の罪で逮捕状が出ている。大人しく我々に同行したまえ。」
真壁:「こんな所で捕まってたまるか!!」
真壁はまた逃げたし大通りを渡ろうとした
信号が変わり右折待ちをしていた大型トラックと真壁が接触。
宙を弧を描くように、人ではなく物のように飛んでいく
真壁:「俺、死ぬのか?何で俺が死ななきゃいけない。俺は人よりも上に立つ人間なんだこんな所でおわれない!」
彼には死の恐怖などなく、思い通りにいかないそのことに対しての怒りに満ち溢れていた。
その瞬間、大きな光に真壁は包まれ意識が途切れた。